べるつの日記

遊戯王のことを考えたり考えなかったりします。

サブテラーのこと

こんにちは。

つい最近までサブテラー考えてまして、やめよう・・やっぱやめない!を繰り返しながら自分なりに改善してきましたが、オルフェゴールへの有用なメタが少なくて(ネクロバレーもセンサーもマウント時以外は微妙)やめることにしました。

f:id:bellt_s:20190406113509j:plain

←メイン サイド→

サブテラーの根本的な問題点は、ギミックの有用性が「強いメタカードとの組み合わせを前提にするところ」にあります。

 

極端な例を挙げると、もし今期彼岸が強いとすれば、導師の「モンスターを裏にする効果」は、それ自体が有用な防御になります。彼岸モンスターが自爆しまくることになりますからね。ですからサブテラーギミックに特化する=強いと言えます。

 

その点、今の環境ではそれがなんとも言えない性能です。

 

今回やめる理由になった対オルフェゴールを想定した場合、導師の裏にする効果を適用させるには、

 

①ライトステージで決戦を対象にされないこと(割られはしないけど強制的に表にさせられちゃう)

②キャロベインで殴られ、決戦を先打ちさせられないこと(裏にするなりステータス上げるなりして戦闘面の補助としての使い方を強いられる)

③閃刀姫ギミックの展開をされて裏に返す対象が現れることなくゲームが進む

④無限泡影を当てられて裏返す効果が使えなくなる

グレファーの特殊とかから入られて、手数で押し切られる

 

以上の事が、防御としての導師の機能を落としてきます。

 

しかもこれだけが問題って訳じゃありません。

 

今環境全体を通して言えることとして、うららやヴェーラー等で導師の効果が通らないってこともあります。

 

ですから、例え構えれたとしても上記のリスクが内包されてて、かつ、効果無効されればそれを補う罠が必要になります。

 

f:id:bellt_s:20190406114913j:plain

 

補う罠を構える上でも、先のライトステージの存在を考慮した場合最低でも2本命構えなければ安定しません。そのため、転生やサンドラには比較的使い勝手の良いセンサー万別も、対オルフェゴールの先行で使用するカードとして「本命」に値するかは如何せん難しいところです。

 

対戦したことがある方なら誰しも分かると思いますが、同種族での展開パターンに依存する場面はそこまで多くなく、素引きのデストルドーやブリガンダイン、キャロベイン、ホーネットビットあたりが種族を散らす要因になったり、そもそも終末やグレファーからのムーブはそれ自体が異種族で展開スタートとなって、トロイメアフェニックス経由で後ろに触られながらスタートすることが多くあります。

 

そういった展開パターンを想定した場合、センサー万別はムラの固まりです。

 

f:id:bellt_s:20190406120131j:plain

 

安定を取るとするなら、場で戦闘面での保障された導師が場にいることを前提に虚無空間やサモンリミッター(永続であること自体が、ライトステージの都合上安定要因)、ブラフ込みで引ける神系統、などがあります。

 

しかしこれらは捲る性能が無いため、1本目で後手から例えGを通せたとしても後手を捲れるかは微妙です。

 

このデッキの問題点には、Gを打っても相手のモンスターが複数いた場合にそれらを処理できない事も挙げられます。

 

シャンバラを引けていたとしても処理できる打点の範囲は基本的には1600で、リンクやリグリアードに向かっても1枚しか処理できず防御性能を失っています。この点をガゼルと比較してみてください。悲しくなります。

 

デッキとしての有用性は、Gやファンタズメイといったメタの影響を受けず、1本目の時点での有効牌で枚数優位を取ることにありますが、散々書いた通り、対オルフェゴールは「安定」要因が少ないためこちらも非有効牌を持つことがあったりします。

 

また、オルフェゴールの構築上、後手を厚くみない構成のものもあることから、相対的に不要牌が少ない構築になっているものもあったりして、うまみが薄れる場合があります。

 

f:id:bellt_s:20190406115151j:plain

 

転生やサンドラのような程よくセンサーが機能し、導師の裏にする行為もまあまあ強く通せる環境ならば悪くは無いと思いますが、僕自身の結論としては魔鐘洞が一番良い永続なのではと思うようになってからはこのデッキを使うメリットがどんどん薄れていくように感じるようになりました。

 

正直、構築段階から割り切るデッキが出てくることや導師を減らしてボーダーを増やす方が良いと感じるころから、このデッキを選択することの意味みたいなのには疑問符が付くようになっていきました。

 

ボーダーは実質泡影しか裏目がないシャンバラくらいで考えてて、そんなに悪くなかったです。打点もしっかりしてるんでG通ったときにこいつで殴れるとボーダー+罠1とかで捲れるシーンもあったのでその点も良いと思いました。

 

とはいえホーネットビットからリンク展開されてサイズアップされても突破されるんですけどね。

 

f:id:bellt_s:20190406115939p:plain

 

魔鍾洞が最善と考える過程には当然、ネクロバレーを通りました。ネクロバレーは一見すると指名者をケアできるから妖魔で羽根とかツイツイケアできてサイド後も継続して強いとか、そもそものギミックメタとして墓地蘇生を止めれるから強いとかあるんですけど、自分の展開の質に依存する弱さを持ってます。

 

それこそ顕著なのはヴェーラーとかです。

シャンバラから導師効果にヴェーラーされてネクロバレーを張ると、後続が一切無くなります。メタバースからネクロバレーを張って、返しのターンが来れば、相手のモンスターを裏にして決戦で戦えますが、要求が結構高いです。

 

ネクロバレーを安定して構えるには、対オルフェゴールならトロイメアフェニックスをプレイさせないこと、対転生はスピニーのパンプ効果で導師が殴り倒されないことが前提になりやすいです。相手が盤面で1ターンでも優位を取るとトロイメアフェニックスが出せてしまいます。

 

f:id:bellt_s:20190406115339j:plain

 

対転生とかも後手から「センサーあるから余裕やろ」とか思ってたら死にます。場に何か残ってれば+余ってる誘発からフェニックス出てきて割られますから、後手からセンサーを安定して通すのにも結局神みたいなフェニックスケアのカードか、センサーを重ねて引くこととかが要求されます。

 

また、転生はヴェーラー・泡影がフル投入に加えてうらら2枚あるんで、ほぼシャンバラからの一連の動作は通らないと考えるべきで、罠に完全に依存する形になります。

 

そして、ここまで書いてきたことの最大の問題点はこれはあくまでメインだけの話だということです。

 

当然の事ながら、サイド後はツイツイ3枚パンクラ3枚とかがデフォルトで、オルフェと転生の共通の目標がフェニックスをプレイさせないことにあることから、罠を重ねて前を処理し続けるのが自然な流れになり、その方針から相手側も先手後手関わらずパンクラがメタとして機能します。

 

f:id:bellt_s:20190406115442j:plain

 

こうなってきたときに、複数枚の罠を用いてゲームを組み立てることはかなり非現実的です。

 

今の遊戯王は誘発に対して指名者が3枚使える時代ですが、罠に対しては7枚くらい指名者があるようなものです。(パンクラ3ツイツイ3羽根1)

 

ネガキャンぽい記事になってしまいましたが、僕がサブテラーをやめる経緯を書き綴ったので、裏を返せば、この弱点を補えればまた使う気になれるようなデッキになると思います。

 

今回はこんな感じで('ω')/